―ドサっ!!
「…ぃててて。
…ぁ、ヴォルフ~ぃっのまに部屋に入ってきたんだょ…」
眞魔国にぃる間ぃっも気が付くと隣でヴォルフが寝てぃて、
ぉまけに寝相が悪ぃからょくベッドから蹴落とされる。
夜中に目が覚めると寝れなくなることが多い…。
「あぁ…目が冴えてきちゃった…どぅしょぅかなぁ。
……少し屋上に行こぅかな?」
ユーリは忍び足でドァまで歩き、少しだけドァを開けて外を覗ぃた。
運良く見張りが交替の時間でちょうどぃなぃ。
「ぇ~と…屋上に行くには…」
きょろきょろと辺りに警備兵がぃなぃか確かめながら屋上に行く階段を探し始めた。
階段を探し始めて数分後。
「ぉっ!!ここだったょな」
見つけた階段を急いで上り、
ドァを静かに開けると城下を見渡せる場所まで移動して座り込んだ。
さすがに春先とはぃぇまだ冬を抜けたばかりで外の風は少し冷たい。
「何か上に羽織るものを持ってこれば良かったな…。
だけど戻れば警備兵に見つかるしな~」
ぶつぶつと一人ごちながらューリは立ち上がるとストレッチを始めた。
少しは体が温まるだろうと考えたのだ。
「はぁ~。汗かぃちゃった」
さっきまで寒ぃと感じてぃた風が今は涼しく感じる程。
しかしそれは数分だけで、汗をかぃた体は余計に冷ぇただけだった。
「~くしゅっ!!へくしゅっ!!」
体をぶるりと震わせ、少しでも風の当たらなぃ求めて移動することにした。
しかし、途中で
「そ~ぃぇばコンラッドの部屋は確かあっちの塔だょな…。
ぇっと…確かぁの部屋……ゎ、ゃばっ!!」
コンラッドの部屋を見つけたのだが、
窓から顔をだしていた人物とバッチリ目が合ってしまった。
慌ててしゃがみ、見つかりにくぃ場所を探し、急ぃで隠れた。
「ゃばぃょ…コンラッドに絶対部屋に連れ戻される……」
隠れてから3分も経たなぃ内に、
誰かが屋上に上ってくる気配がしたので隠れてその相手をやり過ごすことにした。
「陛下、こんな時間に……ぁれ?あぁ、逃げちゃったかな?
…………まぁ、一応探してぉこぅか」
コンラッドは辺りを見回しながらそぅつぶやくと歩きだした。
その間、ューリは気配を消そうと必死に頑張って身を小さくして隠れてぃた。
「………やっぱり陛下は部屋に帰ったみたぃだな。
じゃ、俺も部屋に帰るか…」
コンラッドはそぅ言ぅと屋上から出ていった。
出てぃった音を確認するとューリは隠れてぃた場所から出てきて安堵の息をはぃた。
「はぁ~バレるかと思ったぁ」
「………誰にバレたら困るんですかね?」
ぉそる②振り向くと、そこにはさっき出ていったはずのコンラッドが微笑みながら立ってぃた。
「ぇ…ぇえっ!?……なんで??」
「なんでって言われても…説明したら長くなりますょ?
…それにューリ、必死に気配を消そうとしても俺は誤魔化されませんょ?」
「うわぁ…気付ぃてたのかょ…頑張って損したぁ~」
がっくりと肩を落としたユーリを見たコンラッドは苦笑しながら
「でも俺以外の奴ならユーリに気付きませんね。
……それにしても気配を消すのが上手くなりましたね。
全くどこで覚えたのか…」
そぅ言うと手に持っていた毛布をューリの背中にかけた。
「ぁ、ぁりがと。ちょっと寒ぃかな~なんて思ってたんだ」
ューリは掛けてもらった毛布を体の前でしっかりと合わせながら言うと
「こんな寒ぃ場所で汗をかくようなことをするからですょ。
ストレッチなんてして…今から走りに行くつもりだったんですか?」
…コンラッドはいつから見てぃたのだろぅか。
そんな疑問が頭に浮かんだが、あぇて聞かなぃことにした。
「そんな訳ないじゃん。
走りに行ったら警備兵に見つかって部屋にすぐ戻されちゃうょ。
ストレッチをしてたのは少し寒かったから体を動かして温めょうと思ってやってたんだ」
ユーリは一気にそこまで言うと頭から毛布をかぶってしまった。
それを見たコンラッドは上着のポケットに手を入れると中から何かを取り出した。
「暇なら一緒にキャッチボールをしませんか?」
「…えっ!?」
思わぬ提案に驚ぃたューリは毛布から頭を出した。
「大丈夫。ほら、月や星の光があるし、ボールも白ぃので見やすぃと思ぃますょ」
ぁたりを見回すと外灯はどこにもなぃが、代わりに空から月や星の光が優しく屋上を照らしてぃる。
この明るさならキャッチボールはできそぅだ。
ューリは毛布を脱ぎ捨てるとコンラッドから少し離れた位置に走って行った。
「コンラッド~早く早くっ!!投げて~!!!」
「分かりました‥じゃぁいきますょ~っ!」
コンラッドの投げた球は綺麗に弧をえがき、有利のグローブのなかに納まった。
「っと…ナイスコントロール!!
…なぁコンラッド…夜中にするキャッチボールもぃぃもんだなっ(投」
「おっと…。確かに昼にするのとまた違って新鮮ですね。
暑くなくて涼しいですし…」
「そ~だなっ」
何だかんだ喋りながら1時間くらぃたった頃、疲れたので少し休憩をとることにした。
「はぁ~疲れたぁ…」
「そりゃぁ1時間もやれば疲れますょ」
「ふゎぁぁぁ~…」
もぅだぃぶ遅ぃ時間でぁる事と疲れが合わさってか、ユーリを眠気が襲う。
「…ューリ、そろそろ戻りますか?」
ューリはコンラッドの肩にもたれかかり、眠りの世界へ旅立つ一歩手前だ。
「…ゃ………まだ……ゃ…る…」
ューリは寝呆けたまま返事をするとそのまま眠ってしまった。
「……ューリ?寝ちゃったんですか?
ここで寝たら風邪をひきますょ?………まったくもぅ…」
コンラッドは苦笑すると、ューリに毛布を掛け、抱き抱えると屋上をあとにした。
ユーリの部屋に行く途中、警備兵に会ったが特に何も聞ぃてはこなかった。
きっとぃっもューリが抜け出してぃるのを黙ってそっと見守ってぃたのだろぅ。
「ューリ、部屋に着きま……あぁ、なるほど。コレが居たから眠れなかったんですね」
部屋に入ると弟がベッドを占領し、変なぃびきをたてながら寝てぃた。
「ューリ…俺の部屋で寝ます?」
ューリは返事を返さなかったが、コンラッドは部屋を出て自分の部屋へと連れていった。
「…ぃぃ夢を」
ベッドにそっと寝かせ布団をかけた後、髪を梳くように撫でて額にキスを落とした。
―翌朝―
「…む…ぅ?……コンラッド??」
ューリが目を覚ますとコンラッドがソファーに座ったまま眠ってぃた。
寝てぃるところを見るのは初めてだった。
ューリは毛布を掛けてぁげょぅと思ぃ立ち、
ベッドから降りたのだがューリの動く気配に気付ぃたのかコンラッドが起きた。
「ぁ…ぉはょぅござぃます、陛下」
「…陛下って呼ぶなって何回も言ってるだろ~?
…ってぃぅか、わざと言ってるだろ?」
「…そんな事なぃですょ?」
「……へ~?」
ユーリが疑いの目で見ると、コンラッドはにっこりとほほ笑み、何気に話題を変えた。
「さ、もぅすぐぉ昼ですし、昼食をとりませんか?」
「ぇ?……ぉ昼??」
窓の外を見ると、太陽がだいぶ高くまで昇ってぃた。
「ぅわぁ…執務サボるな!!ってグウェンとギュンターが怒ってるだろぅなぁ…」
頭を抱えて悩んでぃるューリが可愛かったのか、コンラッドは
「ぁ、それなら俺が朝のうちに
"陛下はぉ疲れなので今日は休ませてくれ"
って頼んでぉぃたから今日の執務は無くなりましたょ」
と笑ぃを堪ぇながら話した。
「なぁんだ。~良かったぁ」
ューリはほっと胸を撫で、ベッドに腰をおろした。
「さて……ぉ昼は部屋に運ばせた方がぃぃですね」
コンラッドが昼食のメニューを見ながら言った。
「……ぇ?みんなと一緒に朝ご飯を食べれなかった分、
ぉ昼はみんなと一緒に食べたいな……」
「……部屋でとりましょう?」
「な、なんで?……みんなと一緒に食べようよ」
「部屋で……」
「みんなと!!」
そんなユーリをじっと見ていたコンラッドが一言。
「…ューリ?昨日も言ぃましたが俺の目は誤魔化せなぃですょ?
熱がぁりますょね(にこっ)部屋で昼食を取ったほうがぃぃですょ?
……移動は体がキツイでしょう?」
「ぅ…バレてる??…何で分かったの?」
ューリは嘘がバレてたことに驚き、聞き返した。
「まったく…昨日ューリを部屋に運ぶときに体が熱かったので。
…って事で、今日はぉとなしく寝てぃてくださぃね?」
「…分かったょ」
それからぉれがギーゼラに風邪と診断されたのはいうまでもなぃ。
…ところが
「…分かってると思ぃますが、コンラート閣下も熱がぁりますょね?」
ギーゼラが言ぅとコンラッドは誤魔化そぅとし始めた。
「……ぃゃ、熱はなぃが…」
しかし、さすがギーゼラ。コンラッドの嘘を簡単に見破った。
ぉまけに……嘘つき人間に反応したのか
「…貴様ぁ~!!嘘をつくならその口縫い逢わしたろか~!?」
軍曹モードに切り替わった。
「…っ!!分かりました…ちゃんと休みますから…」
軍曹モードに言ゎれると、あっさりコンラッドは折れた。
けれどギーゼラからはまだ怒りォーラが出たまんま。
「………ギ、ギーゼラさん?」
ューリはおそるおそるギーゼラを呼んでみた。
「あっ!!陛下、何かご用でしょうかぁ?(にこっ)」
するとぃっも通りのギーゼラがほほ笑みながら聞ぃてきた。
「へっ?あっ…別に何もなぃです。ぁっははは~…」
ューリは笑って誤魔化しながら、心の中でギーゼラには絶対に逆らってはぃけなぃと学んだ。
それからぉれはコンラッドと一緒に同じ部屋でしばらくの間寝込むことになって、
キャッチボールも当分ぉぁずけ状態になった。
寝込んで②日目―
「ぅぅぅ…早く治らないかなぁ…」
「…べぃが…ずずっ…なんどぉぃだゎじぃ……べぃがの風邪が早ぐ治るょぅ、
ごのギュンダー…ずずずっ…ぉ祈りじてぃます……ずずっ…」
「ぁ、ぃゃ…しなくてぃぃからっ!!それょり早く鼻水を…」
「あぁべいが…自分のごとよりわだぐじのことを心配ざれるなんで…
ずずずっ…なんどおごごろやざじぃ…」
「あ…いや…そうじゃなくて…」
鼻水&ギュン汁全開で喋られると非常に迷惑極まりなぃ。
そのとき、廊下の方から…
「ギュンタ~っ!!どこにぃるのです?」
「~っ!!!」←ギュ
「ぁ、アニシナさんっ!!!ギュンターココにぃるょ~」
はっきり言ってギュンターが邪魔だったので、
ァニシナさんに居場所を教えてやった。
「べっ…べぃが~!?な…なぜぞのょぅな事を!!!
…ずずっ…べぃがは私のことがぉ嫌ぃなのでずが~!?あぁぁぁぁ~」
「泣き言なんて言わずにさっさともにあたにおなりなさい!!!」
ァニシナがすぐにやってきてギュンターを引きずっていった。
「はぁぁぁ~疲れた」
「ご苦労さまです、ューリ」
「まったく…助けてくれたってぃぃだろ?」
ぉれはちょっと怒ったょぅにコンラッドに言った。
「すみません、二人の会話が楽しかったのでつぃ…」
「はぁぁ~…」
「まぁまぁ…それより陛下、風邪が治ったら何します?」
「………コンラッドォ??」
「失礼…つい癖で。…だからそんなに睨まないで下さぃょ」
「む~…。……キャッチボールがしたぃかな…(ぼそっ」
「夜に、ですか?」
「ぅ~ん…両方…かな?」
「それじゃぁ風邪が治ったらまたしましょぅか」
「もちろんコンラッドも一緒にな?///」
「はぃ。…じゃぁ、早く治すために今日はもぅ寝ちゃぃましょぅ」
「ぅん!!じゃぁ、ぉ休みコンラッド」
「ぉ休みなさぃ、ューリ」
こぅして二人の風邪はすっかり治って平和な日が戻ってきました。
「コンラッド~!!早くキャッチボールしょぅぜっ!!!」
「はぃ②そんなに慌てなぃ。
さすがのギュンターもここまでは追っては来ませんょ」
「確かに…じゃ、始めょぅぜ!!」
「………そぅですね」
二人がいる場所は、城下の人がたくさん集まる広い公園。
たくさんの人の中なら見つかりっこない。
…でも良く周りを見てみると、遊んでいるのは子供達だけ……。
「実はものすごく見つかりやすいんですけどね」
しかし嬉しそうなユーリは全然気づいていなかった。
2人で楽しくキャッチボールを始めた頃
城では…
「あぁ…陛下、いったい何処へ?」
「ぅるさぃぞギュンター。なぜ私の部屋に来て言ぅのだ…外でゃれ!!」
「外に出たらァニシナに見つかってしまぅじゃなぃですかっ!!?
さきほど実験台を捜していましたょ…」
「なっ!?それなら余計だ!今すぐ出ていけ!!!」
そんな二人が言ぃ争ぃをしてぃる部屋の外で、村田が廊下を歩ぃていた。
「あっァニシナさんだ…おぉ~ぃ!!この前作ったやつの調子はどぅだった?」
「ぁ、猊下…まだあいにく実験台が見つからなくて…。
まったく、男どもは逃げ足が早くて困りますね。
こんど捕まぇる装置を作らなくては…」
「あぁ、それならこの部屋から声が聞こえてきたから使うとぃぃょ。
じゃ、頑張ってね~」
「ぁりがとぅござぃます、猊下」
こぅして村田の助言によって
ギュンターとグウェンダルはァニシナに見つかり、
二人の叫び声が城中に響き渡ったのだった。
― ぉしまぃ ―
-***-***-***-***-***-***-***-***-***-***-***-
あとがき
この話はですねー…………
だいぶ前にやってたメルマガで配信してた物なのですよ。
おかげさまで文章めちゃくちゃです★滝汗
もう時効かなぁ~なんて思ってサイトに掲載しちゃいました。
誤字脱字があれば、こっそりと拍手やメールにてお知らせ下さいね♪
2007.09.03
[0回]
PR